2012年7月24日火曜日

制約を楽しもう

人間というものはセルラーオートマトンみたいなものである。あるルールに従って物質が取り込まれ、化学的に変化し、排出される。あるルールに従って移動する。それ以上でもそれ以下でもない。コンウェイのライフゲームより少しルールが難しいかもしれないが。
 また、人間はなんだかんだ言ってもルールが好きな生物で、OSIのネットワーク階層モデルよろしく物質のルールの上に生物学的なルールや道徳的ルールや社会規範的ルールや親しい人間観の暗黙のルールのようなものまで作ってしまっている。
 なんだかちっぽけなセルラーオートマトンの上で、ちっぽけなルールを組み上げているだけなんだから、あまり物事がうまくいかないからといって真剣に悩む必要はないように思う。
 色々な制約を楽しもう。

・給料という制約
・小遣いという制約
・歳をとって物忘れが多くなったという制約
・子育てという制約
・何を食べてもあまり美味しくないという制約
・なにか最近目がよく見えないという制約
・ギターが上手に弾けないし、練習する時間もないという制約
・世の中のためになっている気がしないという制約
・牛丼屋が近所にないという制約
・海外に行きたいけど最近機会がないという制約
・忌野清志郎や高田渡が既にこの世にいないという制約
・肩と腰が痛いという制約
・プログラム言語を覚えてもすぐに忘れるという制約
・嫁さんに優しく接しなきゃと思う制約
・人一倍よく眠る家系だという制約
・ビールが飲みたいが、日常的に飲めるのは第三のビールだという制約

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